体験記

はじめてヒゲの医療脱毛を受けて悶絶した話

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つい数日前、5回目のヒゲの医療脱毛を受けました。

毎朝行うヒゲ剃りの負担を軽減しようと始めましたが、今でこそ慣れた脱毛も初回は強烈な体験でした。

あなたは顔に医療レーザーを打った経験はあるでしょうか。

笑気ガスを吸った経験についてはいかがでしょか。

それらに少しでも興味のある方に私自身の体験談がお役に立てれば幸いです。

なぜヒゲ脱毛を受けることにしたか

私はヒゲがやや濃い方です。

脱毛のカウンセリングを受けるまでは標準的かなぐらいに思っていましたが、どうやら濃い方らしいです。

確かに言われてみれば朝剃っても夕方結構ジョリジョリになってるなぁ。

そのようにすぐに伸びるので毎朝剃るわけです。

さらに頻繁ではありませんが夕方から取引先に向かう場合や、おしゃれな場所に行く場合には夕方にもう1度ヒゲを剃ることさえあります。

若い頃は考えてもみませんでしたが、ヒゲって30歳超えても濃くなり続けるんですよね。

頭髪が強くなるから歓迎ですが、ヒゲが成長し続けるのは困りものです。

しかも私は肌があまり強くありません。

毎日時間かけて髭剃りして、髭剃り後にヒリヒリするだけならまだいいですが、ほぼ毎回毛嚢炎という毛穴の炎症が起こります。

毛包炎は、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分(毛包、毛嚢)に起こる炎症です。

毛包部にできた小さなキズから細菌が感染することによって起こります。

毛包炎(毛嚢炎)|ひふ研|第一三共ヘルスケア (daiichisankyo-hc.co.jp)

学生時代はニキビが気になっていましたが、大人になってからは毛嚢炎とのお付き合い。

肌が休まる時間がないぞ。

そこでヒゲ脱毛ですよ。

ヒゲがなければヒゲ剃りしなくて良いし、肌荒れもなくなるのではないか。

いざ、ゴリラクリニック千葉院へ

永久脱毛が可能なのは医療脱毛と聞いていたので、ゴリラクリニックを選択、通院は自宅から近い千葉院にしました。

医療脱毛は、「1本も毛が生えてこなくなる」というわけではありません。エステやサロンでは脱毛後も毛は生えますが、医療脱毛でも極めて少量の毛が生えてくることもあります。

https://www.dansei-datsumo.com/qaa.html

ゴリラクリニック千葉院はビルの10Fにありますが、エレーベーターを降りるとすぐ目の前に入口が見つかります。

中入ったら靴を脱いで、すぐ近くのシューズロッカーからスリッパを取り出し、靴と入れ替えてスリッパを履きます。

シューズロッカーの外にもスリッパがありますが、こちらは外にあるトイレを利用するために使用するものですね。

ロッカーの鍵と診察カードを受付の方へ渡し、代わりに番号札を受け取りあとは施術の時間まで待機します。

待ち時間の間は水やコーヒー、その他ドリンクが無料で楽しめます。

誰かがコーヒーを飲むと、ふんわりと心地よい香りが広がります。

私自身は施術中にトイレ行きたくならないように、なにも飲まないようにしています。

ヒゲ脱毛プランの選択

さて、私の選んだヒゲ脱毛のプランですが、全6箇所・18回プラン(笑気麻酔込み)です。

支払総額は208,800円です

スーパーヘビー級の支出です。

日焼けしていると脱毛を受けられないと思っていたため、これまでろくに日焼け対策をしてこなかった私ですが、常識的な範囲の肌色であれば問題ないようです。

インドア派のオフィスワーカーや、夏以外に短時間外出する程度であれば問題になることはないでしょう。

ただしなるべく日焼けしないよう対策するに越したことはありません。

肌が白いほうがヒゲに医療レーザーが効率よく集中し、痛みが少なく脱毛効果が高くなるとの説明がありました。

かなりしっかり日焼けしている人は、日焼けの影響がなくなるまでレーザー脱毛の施術はできないでしょうから、ヒゲ脱毛を考えている方はまずは日焼け対策を行いましょう。

ヒゲ脱毛はさながら戦場のごとし

施術室へ

受付から10~20分待つと私の順番が回ってきました。

受付時に番号札を受け取っていますので、その番号で呼ばれます。

施術の担当者は若い男性です。

担当者についていくと奥の施術室へ案内されるので、そこで氏名を確認したあと、そこのベッドに横たわります。

入口すぐには手荷物置き場がありますね。

毛布をかけてもらって脱毛プランに誤りがないか確認し、内容に問題がなければ脱毛範囲のマーキングをしていきます。

ガス麻酔の開始

脱毛範囲の確認がすんだら笑気麻酔用のガスマスクをつけます。

麻酔は追加料金がかかりますが、麻酔は絶対にやった方がいいです。

絶対にやってください。

ヒゲが濃い人は「麻酔付きで脱毛する」、そう誓ってから今日は帰ってください。

ヒゲが薄い方、痛覚が鈍い方は耐えられるかもしれません。私は無理です。

タンスの角に足の小指を全力でぶつけて平然としていられる方なら希望はあります。

マスクから笑気ガスが流れてきますので数回深呼吸。麻酔が効いてくると手足の感覚が希薄になり、意識にもやがかかって眠る直前のような感覚です。

初回ではごく低濃度から麻酔の効き具合を確認されるはずなので、上記のような感覚にならないようであれば、濃度を上げてもらいましょう。

2回目以降は前回施術時の濃度から吸入開始になるので、すぐに効果がでるはずです。

レーザー照射開始

麻酔が効いてきたらついにレーザー照射開始です。

頬と首、そしてアゴ下

首は皮膚が薄いですが、毛も薄いからか痛みは大したことありませんでした。

問題は頬。

特に頬の下部からアゴ下の部分は毛が濃い上に範囲も広く、私にとっては文句なしで一番苦痛なエリアでした。

最序盤に施術するため痛みに耐える精神状態に切り替わってないのも苦痛ポイントアップです。

まずはもみあげ周辺から首にかけての範囲の、比較的毛の薄い部分で照射テストとして一回レーザーを打ちます。

担当者

こんな感じですね

パチッ

なるほど、確かに輪ゴムを弾いた時の痛みと言われるのも納得です。

ヒゲの濃い方はすでにある程度痛いかもしれませんが、まだ耐えられる程度でしょう。

「大丈夫です」

想定より痛いけどまあ問題ないか。

私は直後、思い知りました。

そのぎりぎり耐えられそうな痛みが、”比較的毛の薄い部分”に、たった一度照射した痛みにしか過ぎないと。

担当者

では始めていきます

さあ、本丸を攻めます。

頬に照射します。

バチィ!

「!!!」

「(あれ?)」

バチィ!

「(イデェ!)」

バチィ!

「(助けて!)」

バチィ!

「(や、やめっ…)」

バチィ!

「(心頭滅却すれば…)」

バチィ!

「(痛すぎる!)」

濃いヒゲにレーザーが当たるためか、テスト照射とは痛みレベルが段違いです。

なにより連続照射がこれほどまでに苦痛だなんて。

ヒゲが焦げたような臭いが漂ってきます。それだけ強力なエネルギーなのでしょう。

担当者

痛みはどうですか?耐えられそうですか?

「結構痛いですね。でも大丈夫です(痛すぎて無理ですもう帰りたいです)」

担当者

じゃあ続けていきますね

「はい(今日はもうやめておきませんか?)」

バチィ!

「(助けて!)」

頬下部からアゴ下にかけては本当に痛いです。

放心状態になっている間に終わればいいですが、連続照射のせいで強制的に覚醒させられます。

もみあげ

ここは照射エリアが狭い上に毛も太くありません。

首よりは痛いですがまったく問題になりません。楽勝です。

アゴ

次にアゴ周りの照射に移ります。

なんでヒゲ脱毛6部位にしてしまったんだと後悔しながら。

アゴや口周りはヒゲが特に濃いため、痛みが出やすいという話を聞いたことがあります。

しかし実際体験してみると確かに痛いですが、照射範囲が狭いので意外と苦痛ではありませんでした。

あるいは先の頬からアゴ下への照射をした時に、感情まで焼かれてしまったのかもしれません。

鼻下

ついに最終局面に辿り着きました。

ここは麻酔用のマスクを外してからでないと照射できません。

マスクを外す前に数回深呼吸して笑気ガスを十分に取り込みます。

担当者

それでは外します

長年の苦楽(数分)をともにした相棒マスクとの別れを惜しみながら、吸い込んだ笑気ガスを逃すまいとできるだけ呼吸を減らします。

そんなささやかな抵抗の効果は不明です。

鼻下はマスクを外している不安こそあれど、照射する回数は少ないです。

これが最後のひと踏ん張り。たった数秒間耐えましょう。

バチィ!バチィ!…

担当者

お疲れ様でした

精根尽き果てました…

実際に照射されている時間は数分程度のはずですが、初めて受けたときは終わりのない責め苦に感じたものです。

照射を終えて

酸素吸引

照射が完了した後は、笑気ガスの麻酔効果を取り除くため酸素吸入を行います。

鼻から吸って、口から吐いて。吸って、吐いて。

すぐに手足の感覚が戻り、意識が鮮明になっていきます。

気づけばお尻から太ももにかけて大量に冷や汗をかいていたようです。

冷たいです。

さっきまでの苦しみは現実だったんだ。

そう再認識させられるようでした。

脱毛機の選択について

担当者の方も脱毛の経験があるため、ヒゲ脱毛の痛みは共感してくれます。

担当者

照射はいかがでしたか

「かなり衝撃的でしたね」

初回はそんな返事をしたはずです。

使用したのはヤグレーザー。

短期間で効果は絶大だけど、痛みも絶大だぜ。

メディオスターという痛みが少ない脱毛機もあるようですから、痛みに耐えられそうにない人はそちらの機械を検討してください。

私のように悶絶する可能性は減らせるのでしょう。

ヒゲを剃っても青く見える人、朝にヒゲ剃りしても夕方頃に伸びを実感する人は、ヤグレーザーを選ぶと私と同じような体験をすることでしょう。

まとめ

ヒゲが伸びやすく、そのうえヒゲ剃りで肌が荒れやすいからと医療脱毛を受けることを決心しました。

多少痛いことは承知の上でしたが、はじめて受けたときは麻酔してても冷や汗びっしょりになるほどの体験でした。

ヤグレーザー、彼は前評判に違わぬ強者。

それでも私はまたヤグレーザーを選びます。

彼は強敵ですが、それゆえに20万掛けて対峙するに相応しいのです。

そんな医療脱毛ですが飲み会で話のネタがない方は体験いかがでしょうか。

冗談はさておき、痛みに不安があればメディオスターへの切り替えを相談しましょう。

今回のようなヤグレーザーによるヒゲ脱毛では、施術後10日~3週間で毛根を破壊されたヒゲが脱落しはじめます。

施術当日の夜からヒゲが抜け始めるまでの経過についても現在記録していますので、その経過観察についても後日改めて報告したく存じます。

以上、

はじめてヒゲの医療脱毛を受けて悶絶した話

でした。

ではまたお会いしましょう。