タイピングはデジタル社会で欠かせないスキルです。
メール対応から書類作成、プログラミングやブログ作成まで、素早く正確なタイピングができれば、それらの活動を効率的に行えます。
しかし、タイピングが苦手な方も少なくないでしょう。
この記事では、私が3ヶ月間のタイピング練習を通じて得たデータを時系列にまとめ、その成果を確認しています。
また、日々のタイピング練習を通して使いやすいと感じたおすすめのキーボードも紹介しています。
いまタイピングが苦手でも、練習すればかならず上達します。
タイピングスキルを向上させ、デジタル社会で活躍するための武器を手に入れましょう。
結論:3ヶ月間成長し続けるが、1ヶ月でも効果あり!
寿司打5,000円コースを1日10回、それを3ヶ月継続し、タイピング成績の変化を追跡しました。
その結果、1ヶ月後から成績の向上が見られ、その傾向は3ヶ月間の練習期間中継続していました。
観測期間中のタイピング成績の向上は、1秒あたりのキー入力速度の上昇とミスタイプ数の減少という2つの要因によるものであることが確認できました。
練習前↓
練習後↓
成果の確認方法と使用キーボード
トレーニングの成果は4つの項目から評価します。
- スコア(下の画像の「8,160円分のお寿司をゲット!」の数値)
- 正しく打ったキーの数
- 平均キータイプ数
- ミスタイプ数
練習期間は3ヶ月相当の90日とし、1日10回寿司打5,000円コースを行います。
キーボードはロジクールのK295というモデルを使用しました。
すでにある程度使用経験のあるキーボードで、コストパフォーマンスに満足していたためです。
具体的に5つの点でオススメできます。
- ワイヤレスであること
- テンキー付きであること
- ある程度の厚みがあること(キーを触っている感覚があること)
- レビューが高評価であること
- 入手しやすい価格であること
個人的には③はタイピング初心者には重視してほしいと思います。
キーに触れる感覚と、実際に入力されたキーを見比べることで、タッチタイピングを習得するためです。
トレーニングの成果
ここでは90日間のトレーニングの中で、1ヶ月ごとに成績がどのように推移するかグラフで見ていきます。
スコアの変化
90日間の全データ
練習期間全体でのスコアの推移です。
開始から90日後まで緩やかに上昇する傾向が確認できます。
開始時直後と1ヶ月ごとのスコア比較
1ヶ月ごとのスコア比較はこちら。
練習するだけスコアが伸びています。
正しく打ったキーの数
こちらの項目は明言されていませんが、他の数値の意味を考慮すると
全タイプ数ーミスタイプ数=正しく打ったキーの数
という計算で導かれているでしょう。
スコアを上昇させるためには正しく打ったキーの数も上昇させる必要があります。
こちらもスコア同様に練習するほど良い成績を出せるようになっています。
平均キータイプ数とミスタイプ数
平均キータイプ数は1秒に平均何回入力したかという指標です。
すべてのタイミングで数値が上昇しているため、練習によりタイピング速度が速くなっていることが明らかです。
ミスタイプ数は制限時間内のすべてのミス入力をカウントしたものです。
1ヶ月後にやや上昇したものの、その後は減少しています。
以上から平均キータイプ数の増加とミスタイプ数の減少という2つの要因が、正しく打ったキーの数の増加に貢献していることが分かります。
トレーニング中に気づいた重要なこと
キーボード選びの重要性
先に述べた通り、これからタッチタイピングを練習する初心者には薄いタイプのキーボードはお勧めしません。
まずキーボードには4つの分類があります。
- メンブレン式
- パンタグラフ式
- メカニカル式
- 静電容量無接点方式
このうちパンタグラフ式は、ノートパソコンのキーボードのようなまさに薄いタイプですが、その薄さゆえにキーに触れている感覚が弱いです。
キーに触れている感覚が弱いと、たとえばタイピング中にミスタイプした際に、どのような指の感覚の時に誤ったキーを入力しているのかというフィードバックを得づらくなります。
私も最初は自宅でのタイピングはメンブレン式、会社での入力はパンタグラフ式と併用していましたが、ミスタイプ時をした時の指の感覚を認識することの重要性に気づいてからは1種類のキーボードに専念することにしました。
自宅と会社どちらもロジクールのK295に絞ったのです。
寿司打の特徴
e-typingやmytypingと比較した場合、寿司打は長音符の出現頻度が高いです。
例えばハーモニカ、キーボード、ソーセージ、ハンバーグステーキなどの単語がよく登場します。
また、タイプミスをしても画面が静かなため、集中力が切れづらいです。
寿司打は全体的に完成度が高く、ゲーム性も良好で、単純に楽しいです。
寿司打がタイピング練習によくオススメされる理由がわかりますね。
タイピングを練習するうえでの心構え
タイピングの練習には、心構えが重要です。
時にはスコアが非常に悪くなるタイミングもあります。
そんな時は、どれだけ回数をこなしても、リフレッシュしても記録は伸びません。
むしろ、悪化することさえあります。
運動や仕事で体力を使った時、睡眠時間が減った時、満腹状態の時は確実に成績が落ちます。
スコア悪化は必ず遭遇するものだと受け入れて、あまり深刻に捉えるのはやめておきましょう。
逆に休日の午前中は体力が有り余っているわけで、タイピングの成績も非常に伸びます。
これらの経験から、タイピングの練習をする際には体調管理がいかに重要かを実感しました。
成長直前のあきらかな予兆は存在しない
実際、ハイスコアを出した日の前日があまり成績が振るわないことも珍しくありません。
成長の前兆は、見えません。
それでも強いて言うなれば、今まで嬉しかったスコアが当たり前になった時、その時こそが成長の予兆でしょう。
まとめ:タイピング練習は始めやすく効果が出やすい
私は3ヶ月の練習でタイピング速度が見違えるほど向上しました。
もともとタイピングには苦手意識はなかったのですが、練習をとおして間違いやすいキーを改めて理解し、それを克服することが成長に繋がりました。
多少なりともタイピングに触れていた人間でも3ヶ月でこれほど成長しますので、まだ本格的にタイピング練習をしていない方は更に大きく伸びるはずです。
メール対応、書類作成、プログラミング言語やブログ作成など、タイピング練習の成果は日々の業務に良い影響をもたらします。
最近私はVBAやPythonをいじるのが楽しくなってきているので、これからはスクリプトの記述を通して更に成長していきたいと思います。
以上、
寿司打でタイピング練習!3ヶ月の成果とおすすめキーボード
でした。
それではまたお会いしましょう。